狭い場所でも汚れがいっぱい!洗面所の掃除方法

狭い場所でも汚れがいっぱい!洗面所の掃除方法

忙しい一日の始まりは、せめて綺麗な洗面所からスタートしたいものですよね。

朝、昼、夜と家族全員が一日に何度も使用する所なので、お掃除をするタイミングがなかなか難しい場所でもあります。さらに皮脂汚れや髪の毛、ハンドソープ、歯磨き粉、整髪料など、洗面所は本当にたくさんの汚れが付いてしまう場所でもあります。

掃除のタイミングも難しく汚れの種類も多いので、放置してしまいがちな洗面所の掃除は、実はプロでも非常に手間がかかる場所です。

そんな面倒な洗面所のお掃除の仕方とコツを今回はご紹介します。

そして毎日忙しい皆さんのためにとっておきの裏技も一緒にご紹介していきますので、最後までお目通しいただければ幸いです。


目次

1.洗面所掃除の準備
1―1.洗面所の汚れの種類
1-2.洗面所の掃除に必要な洗剤と道具
2.洗面所掃除の箇所別手順
2―1.洗面所の掃除:鏡編
2-2.洗面所の掃除:蛇口編
2-3.洗面所の掃除:洗面ボウル・排水溝編
2-4.洗面所の掃除:その他床・壁・戸棚編
まとめ


1.洗面所掃除の準備

1―1.洗面所の汚れの種類

まずは洗面所を汚してしまう原因の正体を知っておきましょう。

洗面所の汚れには大きく分けると

  • 黒ずみ
  • カビ(赤カビ、黒カビ)
  • 水垢 
  • 油汚れ(皮脂汚れ)

この4種類に分けられます。

汚れが付く原因は様々です。掃除する場所ごとにその汚れの落とし方と一緒にその原因も説明していきます。


1-2.洗面所の掃除に必要な洗剤と道具

掃除を始める前に道具と洗剤を準備しましょう。

  • スポンジ(浴室用のスポンジと激落ちくんなどのメラミンスポンジ)
  • マイクロファイバークロス
  • 雑巾
  • ブラシ(100円均一のお店などにある目地用ブラシを推奨)
  • 浴室用洗剤
  • カビ取り剤
  • 研磨剤

紹介する方法ではこれだけです。

よく重曹やクエン酸など色々と紹介されていますが、基本的には洗面所の汚れはお風呂の汚れと同じ要因なので、洗剤もお風呂用の洗剤1本で十分です。

重曹やクエン酸などの粉状のものを毎回水で溶かして…なんてそんな時間もかかるし面倒くさいと思っている方も多いのではないでしょうか。

しかもただでさえ収納に困る洗面所という狭い場所に、多くの洗剤や道具を保管しておく場所などありませんし、何よりエコ洗剤は汚れ落ちが緩やかなので時間がかかります。

ラップして30分放置すると1か所のお掃除に何時間もかけてしまうことになると、なかなかお掃除する気にもならなくなってしまいますので、汚れの付きやすい場所のお掃除は短時間で効率的にサクッと済ませてしまいましょう。

多目的クレンザーと洗車用のタオルはご家庭にないかもしれませんが、洗面所以外のお掃除でも使えるので、購入することをお勧めします。どちらも100円均一のお店で購入することができます。


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2.洗面所掃除の箇所別手順

2―1.洗面所の掃除:鏡編

まず鏡には水垢が固着したものや手垢などの油汚れ、整髪料、歯磨き粉などの汚れが付いています。

浴室用スポンジに浴室用洗剤を付けて洗えばほとんどの汚れは落ちます。

問題は水垢です。

これは長年蓄積されていると非常に厄介です。浴室用洗剤で落ちないものは物理的に削り取る方法か強力な酸性洗剤を使う必要があります。

強力な酸性洗剤を使用すると、周辺が変色する可能性があるので、物理的に取る方法がおススメです

まずメラミンスポンジによく水を含ませ、鏡を擦り洗いします。

これでも取れない場合はラップかゴム手袋をした手に多目的クレンザーを少量付けて10センチ×10センチくらいを曇りがなくなるまで軽く擦り洗いしてください。あくまでも軽く擦ることを心がけて洗います。これを水垢が付いた場所全体が終わるまで繰り返してください。

地道で体力も消費しますが、電動工具を使う方法以外でこの方法が一番早く、安全に水垢を落とす事ができます。

すべての掃除が終わったら最後に綺麗な洗車用タオルで拭きあげれば毛も拭きムラ付かず、まさにピカピカの新品のような鏡になります。


2-2.洗面所の掃除:蛇口編

蛇口も要領は鏡と同じです。

基本的な汚れは浴室用洗剤で落とし、多目的クレンザーで水垢を除去し、洗車用タオルで拭き上げます。

蛇口はビックリするくらいピカピカになるので、毎日磨きたくなるかもしれません。

蛇口と洗面ボウルの接合部分は洗剤とブラシで汚れをしっかりかき出して綺麗にしましょう。水垢がある場合は、ブラシと多目的クレンザーを使い念入りに擦り洗いします。

そして蛇口で忘れてはいけないのは蛇口の水が出る部分(吐水口)です。洗浄方法は洗剤をかけてブラシやスポンジで擦り洗いするだけなのですが、実はここは目に見えないので殆ど掃除する方がいない場所で、濡れて放置しがちなため、カビなど細菌の温床になっている場所です。蛇口の吐水口を洗わないと汚い水で洗顔や歯磨きを毎日していることになります。

定期的に掃除するためか、ご家庭でも簡単に分解できる作りになっています。

分解できそうにないものや、シャワータイプのものはブラシの11本の毛を、シャワーの穴に入れ込むくらいの気持ちで丁寧に汚れをかき出し、しっかりと流水で洗剤と汚れを出しきりましょう。


2-3.洗面所の掃除:洗面ボウル・排水溝編

洗面所の汚れは浴室と同様の汚れが多いため、基本的なの洗い方は浴室と同じく、浴室用洗剤で全体を洗い、残った汚れはカビ取り剤を使うか、クレンザーを使う方法で問題ありません。

ただこの洗面ボウル部分のしつこい汚れは、洗剤をかけた場所をメラミンスポンジでこすり落とします。洗面ボウルについた頑固な汚れには、特に洗剤+メラミンスポンジが絶大な効果があり、あっという間にきれいになります。

排水溝には髪の毛やその他の油汚れ、せっけんカス、カビなど勢ぞろいです。

ブラシと浴室用洗剤を使い、しっかり汚れをこすり落としますが、カビが発生しやすい排水溝は、できる限り分解して、バラバラの状態で除菌を兼ねてカビ取り洗剤を吹き付けて5分程度放置したまま、他の作業をしておきます。

再度取付けの際はしっかりとカビ取り洗剤を洗い流してください。

カビ取り洗剤を使う際はマスクと手袋、そしてしっかりと換気することに注意してください。


2-4.洗面所の掃除:その他床・壁・戸棚編

床や壁や棚には皮脂汚れ(油汚れ)やカビ、水垢以外にほこりなどが付着しています。

壁はタオルを二つ用意し、一度乾拭きしてホコリを落とします。もう一方のタオルは水で濡らしたタオルに洗剤をスプレーしてそのタオルで擦りましょう。

洗剤のついたタオルは洗剤の成分がなくなるまで洗い、良く絞って再度壁を拭きます。

最後に乾いたタオルで乾拭きして完了です。

ここで注意する点は、鏡、蛇口、ボウルはお風呂と同じ感覚でお掃除して大丈夫ですが、床、壁、棚は別物です。同じ方法で行うと以下のことが起きてしまう場合がありますので、ご注意ください。

  • 水を含ませすぎると壁紙の場合は糊が抜けて剥がれます。
  • 洗剤を直接吹きかけると洗剤を吹き付けた場所だけ色抜けしてしまいます。
  • 強く擦りすぎると壁紙がすれてしまします。

上記のような事が起きてしまう可能性があるので、洗剤は必ず濡れたタオル側に吹きつけ、洗剤を使ったら必ず水拭き、乾拭きまで行いましょう。


まとめ

最後に洗面所掃除の裏技をご紹介しておきます。

洗面所は毎日水を使うのでその水が残ったままになり水垢が残ってしまいます。

ですので、使用したら水を拭きとった状態にしておくことが一番綺麗に維持できる方法です。

分かっていてもなかなかそれが出来ません。

そこでカー用品店にある自動車のコーティング剤を使います。

ここで選ぶのはガラスコーティングでもワックスでもなく「ポリマーコーティング」です。

これはムラになりにくく撥水性、防汚性に優れていて、かつ初心者にも扱いやすい特徴があります。

乾いたタオルにシュッシュとスプレーしてガラスや蛇口に塗り込みます。

ムラが残らないように曇りがなくなるまで洗車用タオルでしっかり拭き取りましょう。

たったこれだけで水滴が弾かれ、転がるように流れ落ちていきます。

何もしていないときに比べて圧倒的に水残りが変わり、洗面所が汚れにくくなりお掃除の回数も減りますので、是非一度試してみて下さい。


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